藤川 祐希
FUJIKAWA YUKI
製造技術部 製造技術課
(主任)
入社14年目
2024年4月1日現在
働き始めて、想定外のことはありませんでしたか?
入社当初、工具の名前などが わからなくて苦労しました
生活に不可欠な電気に興味を持ち、大学で学んだ知識を生かせると思い、製造技術課に就職しました。「地元企業・日勤・転勤なし」の希望にかなっていたことも理由です。工場内にある既存設備の保守・保全、新規設備の導入・立ち上げに携わって11年になります。実際の現場では、大学4年間の学びはあまり出番がないですね。入社当初の苦労といえば、作業で使用する工具やモノの名前、形、保管場所がわからなかったことでしょうか。先輩から工具や材料を持って来てほしいと頼まれても、なかなか見つけられず大変でした。経験を積み、覚えるしかありませんでした。
電気担当として、どのような時に達成感がありますか?
機械のスイッチを入れ、電気が通った時が醍醐味の一つです
製造技術課は9名が所属しており、管理する機械数の割に人員が少ないため、一人ひとりに大きなプロジェクトを任される傾向があり、やりがいを感じながら職務を全うしています。入社して間もない頃は、先輩が現場に行く時には自主的に同行して、修理の様子を見たり、手伝ったりという日々を送っていました。2年目には、タイ国にある関連会社、タイカモの製造機の新規導入・立ち上げに関わらせてもらいました。ベテランの先輩が機械を担当、私は電気制御について設計から組み立て、制御プログラムの作成、現地での機械設置、試運転調整まで、すべてを実体験する機会にめぐまれました。入社早々に、このプロジェクトを通じてさまざまな知識や技術を学べて良かったとつくづく思います。通常は、現場におけるトラブルの有無により、一日のスケジュールが大きく変わります。トラブルがあれば修理や改善を行い、なければ私が担当する包装工場のトラブル削減やプログラムの改善などに取り組んでいます。具体的には、包装工場にある15年から20年ぐらい使い続けている一部の機械について、古くなった部品の更新を実施しました。稼働している機械は古い物も多く、部品を交換するなど手を加えればトラブル時間を削減することが出来るため、いろいろな調整を重ねているところです。
専門知識がなくても大丈夫ですか? 必要なスキルはありますか?
機械いじりや電子機械が 好きな方であれば歓迎です
製造技術課は、想像以上にコミュニケーション能力が求められる部署だと思います。一人が休んでも支障をきたさないように基本は2人組みで、情報を共有して動くからです。さらに一人でできることは少ないので、課内はもちろん、現場の方、業者の方にも各種情報を伝えなければなりません。コミュニケーションがきちんと取れれば、専門的な知識は入社してから何とかなります。そして機械を触ることに抵抗がなければ大丈夫です。電気は見えないし、わかりにくいから難しい気もしますが、専攻などに関わらず、機械いじりや電子機械が好きな方であれば歓迎です。