2017.07.14
「自分に合ったテープを1つみつけろ! -戸建住宅の現場-」
個人宅の現場をメインに手掛ける職歴10年余の職人さんお二人。<後編>では仕事の話を掘り下げます。現場でのテープ使いや目指す職人像なんかもうかがいました。
基本データ
職人Aさん(写真左)/職人Bさん(写真右)
- 主な仕事内容:
- 戸建建築の外装塗装
- 職歴:
- 職人Aさん 約10年/職人Bさん 約12年
元々は同じ会社に勤めていた先輩・後輩というお二人。ともに退職後に独立して約6年目。
養生が一番大事!それをしっかりやることで、キレイに仕上がる。
個人の住宅の塗装工程や工期はどんな感じですか?
- 職人B:「まずは洗いに1日を費やします。その次に塗装…」
- 職人A:「いや、そこでまさにカモ井さんのテープを使って養生でしょ!(笑)」
- 職人B:「あ、そうそうシーリングのことね!(笑)それで1~2日費やして塗装して、その後1日かけて乾燥。工程は前後することもあって、塗って乾燥してから水洗いすることもあります」
- 職人A:「塗料が乾燥する前に養生を取り除く。そこから別の塗装屋さんが来て、また養生して塗って、養生を外して・・・。足場を組むところから完成まで概ね2週間程度はかかりますね」
そんな数々の工程の中で、ここが得意というものはありますか。
- 職人B:「どれも欠かせないプロセスだから、これが得意というのはないけど、やっぱり養生が一番大事!養生をしっかりやることでキレイに仕上がります」
仕事の道具に対してこだわりはありますか?
- 職人B:「道具そのものへのこだわりは、あんまりないかな。むしろ道具をキレイに保つよう心掛けています。道具に付いた塗料を落とすなど、手入れはしっかりやります」
テープはいろいろ試して、自分が使いやすいと思った1種類を使っている。
現場ではどんなマスキングテープを使っていますか。また、こだわりや使い分けなどありますか?
- 職人A:「そりゃもちろん、カモ井さんのものを使っていますよ!(笑)」
- 職人B:「じゃないと話にならない(笑)。自分もカモ井ばかりで基本的に1種類だけメインに使ってます。屋根は使い分けに気をつけていますが、それ以外では、いろんな養生を沢山持って足場を登るので、何種類も使い分けるより1種類のほうがいい。以前は冬場にマスキングテープの種類を変えることがあったけど、最近は1種類だけです」
- 職人A:「最初はテープの種類をいろいろ変えて試してましたが、結局自分が使いやすいと思った1種類だけを使うようになりました」
- 職人B:「昔からカモ井ばかり使ってきたけど、どう?」
- 職人A:「自分もカモ井ばかりですが、他のメーカーのテープを使っている人からはよく『カモ井はやっぱ違うね!』と言われます」
塗装職人としての目標はありますか?
- 職人B:「職人にはゴールというものがない。あるレベルに達しても、更に上がある。技術的なことはもちろんだけど、人とてしての成長、会社の成長を意識することも職人にとって大切。これはもう日々勉強ですね」
なるほど、本日はお忙しい中ありがとうございました。