Ohno Juro (age44)
1978年3月13日、千葉県生まれ。塗装職人だった父のもとで塗装職人として働き始める。外壁塗装の協伸から委託されて働く他、自身の大野塗装のほうでも塗装の仕事をこなしている。戸建ての外壁塗装だけでなく、内装、原状回復なども行なう。趣味はマウンテンバイクで、大きなジャンプ台で跳び、トリックを決めている。
INTERVIEW
1978年3月13日、千葉県生まれ。塗装職人だった父のもとで塗装職人として働き始める。外壁塗装の協伸から委託されて働く他、自身の大野塗装のほうでも塗装の仕事をこなしている。戸建ての外壁塗装だけでなく、内装、原状回復なども行なう。趣味はマウンテンバイクで、大きなジャンプ台で跳び、トリックを決めている。
Chapter 1
父が塗装職人だったんです。昔から手伝いもしていて、父の働く姿をずっと見ていいて「自分もそのままやるのかな」と感じていたので、塗装の道に進むのは自然なことでした。
最初は父の下で仕事を教わりながら働き始めました。父の仕事は内装がほとんどで、養生にしろ何にしろ、細かい作業が多かったですね。そうした作業をする中で、自分は細かい作業が好きなんだと気づきました。細かい作業が苦にならなかったので、職人としてやっていけるかなと思いましたね。
職人になった当初は、父と一緒に現場に行くことに抵抗を感じたりもしました。ただ、徐々に行く現場も別れてきて、僕のほうでも仕事を請けるようになりました。そうなると、父とは違った自分の仕事のやりかたというものができてきましたね。
今日の取材場所の協伸さんとは、外注としてお仕事しています。協伸さんだと戸建ての外壁や屋根の塗り替えなどの仕事が多いです。自分の大野塗装のほうで請ける仕事だと、内装、店舗や集合住宅の原状回復などもやっています。
Chapter 2
職人になった始めの頃は、とにかく言われたことをやるような感じで、必死でした。養生して塗料が垂れないように気をつけたり、塗りムラができないように気をつけていました。
養生では、テープを剥がした時に塗料が染み出さないことや、サッシまわりとかでは真っ直ぐなラインが出るように心がけています。
養生テープだと「カブキS」を使うことが多いです。値段が安くてコストパフォーマンスがいいですし、ラインが出やすいことにも魅力を感じてます。ずっと使ってるので、一番使い慣れたテープです。
他に仕事で使う道具としては、皮すきがありますけど、2本を使い分けています。1本はケレンで使って、もう1本は養生テープを切るためだけに使ってるんです。
ヘラとブラシを自分でくっつけたものも、養生で使っています。ヘラはプラスチックのヘラで、ブラシはナイロンのブラシです。テープをぴったりとくっつけたい時や隅っこの作業で使うと便利なんですよ。写真を撮るんですか? ちょっとボロボロ過ぎですね(笑)。
Chapter 3
仕事がない休日はマウンテンバイクに乗ってます。家の近くにコースがあるので、ダウンヒルやダートジャンプをやってるんです。結構大きなジャンプ台を使って跳ぶので怪我はしないように気をつけてます。幸い、今のところ、仕事を休まないといけないような大怪我はしてないです。
子供は中1と高1の息子が2人です。小さいときにはマウンテンバイクのコースに連れて行ったりもしたんですけど、まったく興味を持ってくれませんでした(笑)。仕事のほうも何回か現場に連れて行ったことがあるんですけど、塗装のほうにもあんまり興味がなさそうなんですよ(笑)。
だから、子供の進路に関しては無理に勧めることは考えてなくて、「もし他に何もなかったら一緒に塗装をやろうよ」という感じですね。
職人としての目標は、仕事がある内は、体が動く限りは現役で働き続けるということですね。父は70なんですが、まだ現役で現場に出ているんです。僕の仕事のほうでちょっと手が足りない時には来てもらっています。だから、僕自身もそれぐらいの年齢まで働き続けたいですね。
掲載日:2022年4月8日
70歳で今も現役の職人の父のように、自分も体が動く限りは働き続けたいです。