Akamine Kazuya (age31)
1991年9月23日、沖縄県生まれ。学生時代はサッカーでミッドフィルダーの選手として活躍していたが、怪我でサッカーの道を断念。大学卒業後、沖縄塗装工業(https://www.nagaminetosou.com/)に就職して塗装職人として歩き始める。プライベートでは男子4人の父親で、サッカーチームに所属する長男と次男にサッカーを教えているという。
INTERVIEW
1991年9月23日、沖縄県生まれ。学生時代はサッカーでミッドフィルダーの選手として活躍していたが、怪我でサッカーの道を断念。大学卒業後、沖縄塗装工業(https://www.nagaminetosou.com/)に就職して塗装職人として歩き始める。プライベートでは男子4人の父親で、サッカーチームに所属する長男と次男にサッカーを教えているという。
Chapter 1
沖縄県那覇市の出身で、岡山の大学に行ってました。大学はスポーツ関係の大学だったんです。サッカーをやっていて、高校では沖縄県で優勝して全国大会に出て、大学では中国地方で優勝してベストイレブンに選ばれました。
プロを目指していましたし、大学卒業後は「(サッカー選手として)うちに来ないか」という話もあったんですけど、怪我でサッカーはあきらめた感じです。怪我一個でいろんなことがだいぶ変わりましたね。
サッカーをあきらめて沖縄に帰ってきて、とりあえず仕事をやらないといけないってなったんで、知り合いに仕事を紹介してもらいました。それが沖縄塗装工業だったんです。
現場で働いた経験はなかったですけど、建築には興味があったんでとりあえずやってみようかなと思いました。
最初はペンキ缶を運んだり養生をバラしたり、雑用をやってました。そんな中で、自分から「これも教えてください」「あれも教えてください」って感じで、気になったことがあったら教えてもらって実際に自分でもやってみて技術を覚えていきました。
Chapter 2
お客さんにほめられたときや現場が早く綺麗に収まったときとかに、「この仕事、向いてるのかな」って思いました。だいたい5年6年ぐらい経ってからですかね。それまではやっぱり「自分はまだまだ」と思っていました。
満足する仕事ができるようになって、職長として徐々に大きい現場も任されるようになりました。
沖縄塗装工業はリフォーム関係の仕事が多いです。お客さんと関わることが多いので、挨拶、安全確認、お客さんが通るスペースの確保といった、お客さんへの気遣い、それから整理整頓も含めた丁寧な仕事にこだわっています。
リフォームではもちろん防水もやります。去年、雨漏り診断士の資格も取りました。防水では入隅(いりずみ。壁と壁が接して凹んでいる角のこと)が切れやすいので、重点的に見ます。あとは壁を塗るのと同じで、防水でも下地処理が一番大事です。
沖縄塗装工業は下地処理とか補修に強いところが、他社とは違うところかと思います。補修では塗料の種類も違ってくるんですけど、自分の経験や周りから話を聞いたり、調べたりして使うものを判断しています。
調べた結果が「⚫︎⚫︎という塗料は、こういう建物で使える」でも、実際に現場で使ってみたらダメなものもあったりするんですけど、それは逆に自分にとってよい経験になります。
Chapter 3
沖縄は潮風があるので塩害はやっぱり大変です。あとは台風で普段出ないような場所の雨漏りもあったりします。暑さは、まあ慣れれば(笑)。ヘルメットが変わってますか?わら帽子のつばの部分だけ売ってるんで、ヘルメットに付けるんです。沖縄はやっぱり紫外線が強いので、それ対策です。
やっぱり海が近いんで、趣味も釣りです。ここら辺だとハマフエフキとかアカジンミーバイが釣れます。日曜日とか、あと平日に仕事が終わってから夜に釣りに行ったりしてます。
サッカーは怪我してからやってないです。ただ、子供は男の子が4人いて、小学生の長男と次男がサッカーをやっているんで、2人に教えています。休みの日には家族で遊びに行ったり、公園に行ってサッカーを一緒にやったりしてるんです。
今後の目標としては、自分が成長するだけじゃなくて、ちょっと上の立場になったので、下を自分以上に育てるっていうのが目標ですね。
教えるときには、実際にやらせてみることが大事かなと思っています。やっぱり口頭と行動は全然違うので。自分も実際にやらせてもらって、手を動かして覚えました。だから、そういう形で下の世代を育てていきたいです。
赤嶺さんが所属する沖縄塗装工業の長嶺勝允さんと記念撮影。
掲載日:2023年10月4日
積極的に自分から手を動かすことで技術を覚えていった。