Suzuyama Masaru (age42)
1979 年10 月30 日、長崎県生まれ。別の職業を経て株式会社東明(https://www.to-mei.com)に入社し、塗装職人としての道を歩み始める。プライベートでは3人の子供を持つ父。趣味は釣り。東明の職人仲間たちと釣りに行くこともあるのだとか。
INTERVIEW
1979 年10 月30 日、長崎県生まれ。別の職業を経て株式会社東明(https://www.to-mei.com)に入社し、塗装職人としての道を歩み始める。プライベートでは3人の子供を持つ父。趣味は釣り。東明の職人仲間たちと釣りに行くこともあるのだとか。
Chapter 1
今42 歳で、職人歴は6 年とかそんなもんですね。
その前は塗装とは全然関係ない別の仕事をしていたんですが、それが夜勤ばっかりやったんで昼間の仕事がしたかったってのもあって塗装の世界に入りました。
経験はありませんでしたけど、塗装の仕事がしてみたかったんです。車の板金塗装もしてみたいし、建築塗装もしてみたいと思いました。
それで職安に行って塗装の会社を探して、今勤めている東明に入ったんです。
よそのことはあまり知らないんですけど、30 代からこの仕事を始めるのは遅いほうでしょうね。
職人として腕を磨いていくという意味では早く始めたほうが有利で、ハンデがあるとは思いました。
ただ、前の仕事をとにかく早く辞めたかったんです。前の仕事はずっと続けるつもりだったんですけど、ちょっと色々あって「もういいや」と思ったんで(苦笑)。
だから、年齢が何歳だろうとゼロから新しい仕事を始めることに抵抗がなかったんです。
社長やまわりの先輩がたからも「30 代で始めるのは遅い」と言われることはなかったですね。
早くスタートしたほうが色々と経験は積めますけど、やる気があれば30 代からでも問題ないと思います。
Chapter 2
よその業者さんとは違うかもしれないですけど、うちは結構、序盤からいろいろとまかせてもらえましたね。もちろん、先輩とか社長に仕事を見てもらってはいるんですけど。
ただ、仕事は何でも難しかったですね。やっぱり慣れが大事で、場数こなさないとうまくならないですからね。仕事の流れとかは2 年ぐらいすればつかめてくるとは思うんですけど、厳しく見れば自分はまだまだやろうって思います。
うちは戸建ての仕事が中心なんですけど、結局、全く同じ現場はないですから、そういう難しさもあります。
今、仕事をする上で、下地処理をちゃんとするということにこだわってます。下地処理によって仕上がりが違いますし、塗装がどれだけ持つかも変わってきますよね。
道具のこだわりですか?こだわりは自分はないですね。ちゃんと技術を持ってる本当のプロはどんな道具でも使いこなせると思うんですけど、まあ実際は使い慣れてるものがいいですよね(笑)。
マスキングテープだとカモ井の「3303」が一番使いやすいです。
Chapter 3
今、子供は3 人です。上が中学3 年、真ん中が小学6 年、下が小学2 年で、上から男、女、男です。
家では仕事の話はしないから、なんの仕事をしてるか多分ちゃんとは知ってないと思います。いつだったか長男に「お父さんの仕事ってなんばしよっと?」って聞かれましたから(笑)。もちろん塗装と答えましたよ。嘘はつきません(笑)。
趣味は釣りです。ただ、仕事優先ですし子供もおるんで、最近は行ってないんですよ。会社のみんなで行こうかってときぐらいですね。
うちの会社は不思議と社長以外の従業員はみんな釣りが趣味なんです。社長は別に釣りが趣味ではないんですけど、社長の提案で「みんなで釣りに行こう」ってなるんですよ。
自分はルアーで、船に弱いんで、おかっぱりで釣ってます。
長崎はだいたいどこ行っても釣れますね。珍しいものが釣れるわけじゃないですけど、まれにイシダイとかも来ますよ。
海釣りじゃないんですけど、バス釣りもして、60 センチオーバーのを釣ったこともあります。
職人としての目標ですか? さっきも言いましたけど、道具を選ばずになんでも使える本当のプロなりたいですね。それから独立という目標もあります。
「いつまでに独立する」という具体的な考えがあるわけじゃないんですけど、いつかはと思ってます。
掲載日:2022年1月11日
自分は30代からの遅いスタートでしたけど、やる気があれば問題ないと思います。