Fujiwara Yoshio (age45)
1977年9月12日、北海道生まれ。高校卒業後、塗装職人の世界へ。最初に就職した三共塗装株式会社(sankyou-tosou.co.jp)で、今も職人として腕を振るっている。三共塗装が塗装、防水、外壁タイル改修などと幅広く仕事を行なう会社であるため、藤原氏自身も幅広い分野に対応できる技術を持っている。
INTERVIEW
1977年9月12日、北海道生まれ。高校卒業後、塗装職人の世界へ。最初に就職した三共塗装株式会社(sankyou-tosou.co.jp)で、今も職人として腕を振るっている。三共塗装が塗装、防水、外壁タイル改修などと幅広く仕事を行なう会社であるため、藤原氏自身も幅広い分野に対応できる技術を持っている。
Chapter 1
出身は江別市で、高校を卒業して札幌で就職しました。それ以来ずっと塗装の仕事をしています。会社も最初に入った三共塗装から変わらず、ずっと同じです。
塗装の世界に入った理由ですか? もともと物作りが好きではあったんですけど、塗装の仕事を見て「何か楽しそうだな」と思ったんですよ。そんなに深い考えがあったわけじゃないです(笑)。
仕事は先輩から教わりました。先輩がたは結構年配の人も多くて、いわゆる昔ながらの職人でしたから、丁寧に説明してもらえる感じではなかったですね。
最初に軽くパーッと説明されただけで、あとは見て覚えろみたいな感じで。でも、別にそんなに気にならなかったです。
ただ、新人のころはめちゃくちゃ怒られてました(苦笑)。遅刻とか服装のことで。サンダルで現場に行ったり、ヘルメットのあご紐を締めないとかで怒られたんです(苦笑)。社長とかに怒られて、それからは気をつけるようになりました。でも、よく自分みたいなのを使ってくれてたなと思いますね。
Chapter 2
昔の僕みたいな新人が来たら、大変だなって思いますよ(笑)。僕が新人を指導するときは、あんまり感情的にならないように心がけてます。仕事の教え方としても昔みたいな「見て覚えろ」じゃなくて、そこは時代に合わせて、丁寧に細かく教えるようにしていますよ。
うちの会社って大体4〜5年目ぐらいで現場を持たされるようになるんですけど、僕もそのころに職長として現場を持つようになりました。職長になると、責任という面で変わりましたね。それから、自分の考えで現場の仕事を進められるようになったから、仕事もすごい楽しくなりました。
北海道ならではの苦労ですか? 気温が低くなると屋内はストーブとかで対応できるんですけど、外壁とか軒天とかの外での作業は結構大変になっちゃいますね。塗料って基本、5度以下とかだと施工しちゃ駄目なんで。
冬場はやっぱり現場の仕事も減りますけど、うちの事務所の営業がなんとか冬の仕事を確保しようと動いてくれてるんだと思います。だから、ここ10年ぐらいは北海道以外の現場に行ったことはないですね。最近は道内でずっとやってます。
Chapter 3
札幌の好きなところですか? 食べ物は美味しいと思いますよ。海鮮は好きだし、ジンギスカンも好きです。ジンギスカンは家で食べることも多いですね。
趣味はなんだろう? 漫画も好きですし、家族でゲームしたり。子供は今年20歳の息子と14歳の娘がいます。長男はもう家を出ちゃってますけど、娘と嫁との3人でゲームで遊ぶんですよ。
娘はアニメも好きなんで、一緒に見ることもありますね。子供と仲良く過ごしてますけど、自分が14歳のころは親をうっとうしく感じることもありましたし、こんなふうに親と過ごすなんて考えられなかったです(笑)。
何でもできる職人でありたいと思ってます。うちの会社は大規模なものから小規模なものまで何でもやるとこなんですけど、僕も防水、左官、補修、塗装と何でもできます。そんなふうに何でもできるのが特技っちゅうか。職人としての目標ですか? 北海道一の職人になりたいですね。
今回の取材でお世話になったサンビック株式会社の澤口正勝氏と。
掲載日:2023年1月24日
塗装だけでなく防水や左官、補修など何でもできるのが特技です。