Matsuda Tatsuki (age35)
1987年10月28日、沖縄県出身。19歳のときに誘われことをきっかけに塗装業界に入る。多くの経験を積んだ後に、独立して松田塗装を立ち上げる。沖縄本島および離島で様々な塗装工事を手掛けている。技術には絶対の自信を持ち、自身の作業動画をYouTubeに投稿したところ、124万回もの再生を記録した。趣味はゴルフで、スポーツとしてゴルフを楽しんでいる。一級塗装技能士、一級防水施工技能士。
INTERVIEW
1987年10月28日、沖縄県出身。19歳のときに誘われことをきっかけに塗装業界に入る。多くの経験を積んだ後に、独立して松田塗装を立ち上げる。沖縄本島および離島で様々な塗装工事を手掛けている。技術には絶対の自信を持ち、自身の作業動画をYouTubeに投稿したところ、124万回もの再生を記録した。趣味はゴルフで、スポーツとしてゴルフを楽しんでいる。一級塗装技能士、一級防水施工技能士。
Chapter 1
18のときに就職して愛知と神奈川で働いてましたけど、リーマンショックで19のときに沖縄に帰ってきました。戻ってきて給油所でバイトしてたら、お客さんから「お兄ちゃん、ペンキ屋にならない?」って誘われたのが塗装職人になったきっかけです。
誘われて、その人のところで働き始めました。塗装の世界に入って、すぐに「これだ!」と思いましたね。とにかく作業が面白かったんです。下積み時代も、特に苦労は感じませんでした。
養生も最初から上手くできたと思います。正直に言いますと、養生は沖縄で一番上手いと思ってます。自信があります! 3人相手にしても勝てるぐらいのスピードなんで。
養生は時間をかければ誰でもできるんですけど、バラすのに時間がかかったら意味ないっていうか。角や線を作るのは当たり前で、その上で、「ここを引っ張ったら全部いっぺんにテープが取れるよね」というふうに、バラすときのことも考えて、テープを貼る順番を決めます。
若い職人に教えるときも今言ったようなことを意識して、最初からそれができるような形で教えています。
Chapter 2
松田塗装の売りはスピードと品質です。これを両立させています。きれいに仕事をすると無駄がなくて、結果的にスピードも上がるんです。
それから、営業を一切してないことも松田塗装の売りです。「松田塗装だったら短い工期でも、きれいに仕上げるよ」っていう現場の評判が次の仕事につながっていくんです。おかげで、28歳で独立してから1日も仕事は切れてないんで。
独立のきっかけですか? 塗装を一生の仕事にしたいと思ったときに、そのときの先輩から「独立するなら3年間で3カ所回りなさい」って言われたんです。
3カ所、つまり3つの会社で働きました。リフォームが多い会社、公共工事が多い会社、新築が多い会社で働くことで、結果的にオールマイティにいろんなことができるようになりました。
「独立するなら3年間で3カ所回りなさい」という言葉は、それぞれ特色が違うところで経験を積んでいけというアドバイスだったんだと思います。
その3社目でいろんな出会いがあって、それが独立につながりました。
Chapter 3
今年決めたことなんですが、松田塗装を来年には法人化します。下請けの30~40人の職人以外で、「本隊」と呼んでいる職人が4人いるんですけど、その本隊4人は管理の仕事もできるようにしようと思っています。
僕は、自分の作業には自信を持ってるんですよ。以前、思いつきでYouTubeに作業の動画を上げたら、それが124万再生されたんです(https://www.youtube.com/shorts/ZTRtinbObwc)。
「ダメ込み(細かい箇所をハケで塗る作業)」でペンキを塗る動画で、養生なしで天井を汚さずに、このスピードでラインを取れるんです。
宣伝するつもりもなかったから松田塗装の名前を動画には出してないんですけど、同業者から「あの動画見ました?」って言われて、「あれは俺だよ」って答えました。あの動画をきっかけに、同業者内でちょっと名前が売れたんです。
こういう技術を下の職人に引き継ぎつつ、それと同時に本隊4人を管理の仕事に上げるための体制を作るステップアップをしている最中です。僕自身の責任も重くなりますけど、本隊4人は最終雇用のつもりで守ります!
松田塗装を支える「本隊」の職人さんたちと、今回の取材でお世話になった株式会社仲里ペイントの平敷栄健さん(後列一番左側の人物)と海をバックに記念撮影。
掲載日:2023年10月4日
自慢の技術でスピードと品質を両立させる!