MINAMIKAWA MANABU (age39)
斉藤興産勤務 1979年3月6日、東京都生まれ。高校卒業後、建築関係の専門学校に進学するも1年で中退。その後、さまざまなアルバイトをした後、23歳で本格的に塗装業界に入る。最初は主に吹付け塗装を専門にしていたが、2008年4月に斉藤興産に転職、さらなる塗装スキルを磨いている
INTERVIEW
斉藤興産勤務 1979年3月6日、東京都生まれ。高校卒業後、建築関係の専門学校に進学するも1年で中退。その後、さまざまなアルバイトをした後、23歳で本格的に塗装業界に入る。最初は主に吹付け塗装を専門にしていたが、2008年4月に斉藤興産に転職、さらなる塗装スキルを磨いている
Chapter 1
親父は鉄骨工場を経営していたんです。それで、子供の頃から溶接の手伝いをしたりしていて、おもしろい仕事だったので、後を継ごうと思って、建築関係の専門学校に進みました。だけど、建築用語とか図面とかを引いてて、いつか実技とかも教わるのかなあと思っていたら、結果、学科を間違えていたみたいで……。製図とかも楽しかったんですが、自分がやりたいのはものづくりでしたからね。結局、2年になる前に辞めちゃいました。
工場のほうは、親父が腰を痛めて、閉めたんです。「お前、継ぐか?」って聞かれたんですけど、やっぱり、免許も経験もないし、経営なんてまるでわからなかったから、無理ですよね。体力的にも長く続けられる仕事じゃないと思いました。
それからはいろんなバイトをした結果、塗装の仕事を始めたんです。
Chapter 2
Chapter 3
Chapter 4
塗装の仕事は土木建築仕事のなかでも、最後の仕上げですよね。ですから、仕上がったところをお客さんが観てくれることになります。仕上げているところを、保育園だったら園児たちが「きれいになったね」と言ってくれるし、戸建てでも仕上げているところにお客さんが顔を出して、喜んでくれる顔を見ることができる。
ガン屋でもそういうところもあったんですが、以前は新築の仕事が多かったので、そこに実際に住む人の声を聞く機会があまりなかったんです。いまの仕事のほうが仕事の達成感というか、わかりやすい喜び、手応えがあります。それに、うちの会社は斉藤塗装ではなく、斉藤興産ですから、シーリングや防水なども手がけていて、いろんな仕事を覚えられるところもいいところでしょうね。
将来をどうするか、たとえば親方になるとか、独立するとか、また違う店で勉強するとか、いろんな選択肢がありますが、ちょっと考えているところです。とにかく、いまはもっと、いろいろな経験を積んで、しっかりと腕を上げていきたい。長く、この仕事をしていきたいんです。
掲載日:2018/06/29
お客さんが喜んでくれる顔に仕事の手応えを感じます